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	<title>なか仙寄席</title>
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	<pubDate>Mon, 14 May 2012 03:15:21 +0000</pubDate>
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		<title>なか仙寄席通信最新号（第29号）</title>
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		<pubDate>Sat, 12 May 2012 03:11:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[ ようやく桜が咲いたかと思ったら、またまた肌寒い気候に逆戻り。さすが北海道の春はなかなか手強いですわ〜。
※
 落語には、よく旅人が出てきます。「旅ネタ」というジャンルがあるぐらいで、『こぶ弁慶』や『三十石夢の通い路』などは「東の旅」というシリーズの一部です。旅の主な目的は有名な神社や寺への参詣ですが、落語に出てくる人たちは、日頃の不信心のせいか、行く先々でひと騒ぎ起こすのがお約束。そういえば、先日の東京落語ツアーも初日からハプニングの連発でした。いつの時代も旅は笑いの種になるんですね。
※
 さて、本日はいよいよ上方落語屈指の大根多『地獄八景亡者戯』です。非常に有名な噺ですが、じつはストーリーがきちんと定まっているわけではありません。おおまかな設定はあるものの、登場人物や途中の出来事、ギャグの入れ方などが、演じる「人」と「時」によって変わります。なぜなら、この噺はいま現在の世相やトピックスを盛り込んだリアルタイムストーリーだからです。前回、枝光さんがなか仙寄席でこの噺を演じたのは２００８年。当時の総理大臣は麻生太郎氏で、数々の失言がマスコミを賑わせていた頃でした。あれから４年、世の中は大きく様変わりしています。今回の「地獄八景」はどんな世の中を映し出すのでしょうか？
 もう一つの演目『ねずみ』は、伊達藩の城下町・仙台を舞台にした人情噺。昨年の東日本大震災以来、枝光さんはさまざまな高座でこの根多をかけ、落語を通して被災地を応援しています。私たちも東北の春に想いを馳せながら、杜の都をご一緒に旅しましょう。
（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）

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			<content:encoded><![CDATA[<p class="MsoNormal"><span> ようやく桜が咲いたかと思ったら、またまた肌寒い気候に逆戻り。さすが北海道の春はなかなか手強いですわ〜。</span></p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: center"><span>※</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> 落語には、よく旅人が出てきます。「旅ネタ」というジャンルがあるぐらいで、『こぶ弁慶』や『三十石夢の通い路』などは「東の旅」というシリーズの一部です。旅の主な目的は有名な神社や寺への参詣ですが、落語に出てくる人たちは、日頃の不信心のせいか、行く先々でひと騒ぎ起こすのがお約束。そういえば、先日の東京落語ツアーも初日からハプニングの連発でした。いつの時代も旅は笑いの種になるんですね。</span></p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: center"><span>※</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> さて、本日はいよいよ上方落語屈指の大根多『地獄八景亡者戯』です。非常に有名な噺ですが、じつはストーリーがきちんと定まっているわけではありません。おおまかな設定はあるものの、登場人物や途中の出来事、ギャグの入れ方などが、演じる「人」と「時」によって変わります。なぜなら、この噺はいま現在の世相やトピックスを盛り込んだリアルタイムストーリーだからです。前回、枝光さんがなか仙寄席でこの噺を演じたのは２００８年。当時の総理大臣は麻生太郎氏で、数々の失言がマスコミを賑わせていた頃でした。あれから４年、世の中は大きく様変わりしています。今回の「地獄八景」はどんな世の中を映し出すのでしょうか？</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> もう一つの演目『ねずみ』は、伊達藩の城下町・仙台を舞台にした人情噺。昨年の東日本大震災以来、枝光さんはさまざまな高座でこの根多をかけ、落語を通して被災地を応援しています。私たちも東北の春に想いを馳せながら、杜の都をご一緒に旅しましょう。</span></p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: right"><span>（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）</span></p>
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		<title>なか仙寄席通信（第28号）</title>
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		<pubDate>Sat, 07 Apr 2012 05:38:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[
四月だというのに、雪は降るわ嵐は来るわで、いつまでもグズグズと冬が居座っていますが、私たちは一足先に落語で春を楽しみましょう！　いつものように笑って飲んで大騒ぎしていれば、足踏みしていた春も慌てて駆けつけて来るってもんです。
※
落語には、現代ではあまり見かけない職業の人がいろいろ出てきますが、その一つが「幇間（ほうかん／たいこ）」。花柳界などのお座敷でお客の機嫌を取り、座を盛り上げる芸人のことです。「太鼓持ち」とも呼ばれ、おべんちゃらばかり使う軽薄な奴と思われがちですが、実際はそうではありません。粋な会話を交わしながら、相手の自尊心を程よく刺激していい気持ちにさせるというのはかなりの高等技術です。時にはチクリと嫌みを言ったり、褒め方にも微妙なさじ加減があるようで、人間心理を熟知したコミュニケーションのプロというわけですね。さらに、歌や踊りの素養も必要だし、服装や持ち物もそれなりの品をあつらえなきゃならないので、端で見ているほど気楽な商売ではないようです。
もっとも、落語に出てくる幇間には、そんな切れ者は一人もいません。たいていはお調子者のおっちょこちょいで、ドジを踏んではみんなを笑わせるのがお約束。『鰻の幇間』や『たいこ腹』など、幇間が主役の根多もけっこうありますが、口が災いしてひどい目に遭うお話ばかりです。何かに似てるなーと思ったら、アレですよ、「水戸黄門」に出てくる〈うっかり八兵衛〉。時代劇って、長屋や武家屋敷、芸者遊びなど昔の暮らしを知る手がかりがたくさんあって、落語の世界をイメージする上でとても役立つ教材なんですよね。
※
さて、本日の演目は『愛宕山』と『莨（たばこ）の火』。どちらも金持ちの御大尽が金に糸目を付けず派手に遊ぶ噺です。『愛宕山』は、春の京都を舞台にした陽気な物語。旦那のお供でピクニックに出かけた一行が花咲く野道を歩く様子や、素焼きの杯を的に向かって投げる「かわらけ投げ」など、情緒豊かな場面が続きます。
『莨の火』は、正体不明の老人が大阪の有名なお茶屋で騒動を巻き起こす噺。ストーリーももちろん面白いのですが、一つひとつの場面を頭の中で映像化しながら聞くとより一層楽しめます。「落語は想像力の芸」と言ったのは、かの桂枝雀師匠。想像力をフル稼働させて、物語の世界に深く入り込むほど感動は大きく、また、見終わった後に飲む酒もグッと美味しくなることでしょう。それでは、今日も打ち上げの一杯を楽しみに、ごゆっくりどうぞ。
（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）
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			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left">
<p class="MsoNormal">四月だというのに、雪は降るわ嵐は来るわで、いつまでもグズグズと冬が居座っていますが、私たちは一足先に落語で春を楽しみましょう！　いつものように笑って飲んで大騒ぎしていれば、足踏みしていた春も慌てて駆けつけて来るってもんです。</p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: center">※</p>
<p class="MsoNormal">落語には、現代ではあまり見かけない職業の人がいろいろ出てきますが、その一つが「幇間（ほうかん／たいこ）」。花柳界などのお座敷でお客の機嫌を取り、座を盛り上げる芸人のことです。「太鼓持ち」とも呼ばれ、おべんちゃらばかり使う軽薄な奴と思われがちですが、実際はそうではありません。粋な会話を交わしながら、相手の自尊心を程よく刺激していい気持ちにさせるというのはかなりの高等技術です。時にはチクリと嫌みを言ったり、褒め方にも微妙なさじ加減があるようで、人間心理を熟知したコミュニケーションのプロというわけですね。さらに、歌や踊りの素養も必要だし、服装や持ち物もそれなりの品をあつらえなきゃならないので、端で見ているほど気楽な商売ではないようです。</p>
<p class="MsoNormal">もっとも、落語に出てくる幇間には、そんな切れ者は一人もいません。たいていはお調子者のおっちょこちょいで、ドジを踏んではみんなを笑わせるのがお約束。『鰻の幇間』や『たいこ腹』など、幇間が主役の根多もけっこうありますが、口が災いしてひどい目に遭うお話ばかりです。何かに似てるなーと思ったら、アレですよ、「水戸黄門」に出てくる〈うっかり八兵衛〉。時代劇って、長屋や武家屋敷、芸者遊びなど昔の暮らしを知る手がかりがたくさんあって、落語の世界をイメージする上でとても役立つ教材なんですよね。</p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: center">※</p>
<p class="MsoNormal">さて、本日の演目は『愛宕山』と『莨（たばこ）の火』。どちらも金持ちの御大尽が金に糸目を付けず派手に遊ぶ噺です。『愛宕山』は、春の京都を舞台にした陽気な物語。旦那のお供でピクニックに出かけた一行が花咲く野道を歩く様子や、素焼きの杯を的に向かって投げる「かわらけ投げ」など、情緒豊かな場面が続きます。</p>
<p class="MsoNormal">『莨の火』は、正体不明の老人が大阪の有名なお茶屋で騒動を巻き起こす噺。ストーリーももちろん面白いのですが、一つひとつの場面を頭の中で映像化しながら聞くとより一層楽しめます。「落語は想像力の芸」と言ったのは、かの桂枝雀師匠。想像力をフル稼働させて、物語の世界に深く入り込むほど感動は大きく、また、見終わった後に飲む酒もグッと美味しくなることでしょう。それでは、今日も打ち上げの一杯を楽しみに、ごゆっくりどうぞ。</p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: right">（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）</p>
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		<title>なか仙寄席通信（第27号）</title>
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		<pubDate>Sat, 11 Feb 2012 03:37:44 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[立春が過ぎ、暦の上では春とはいえ、まだまだ寒い日が続いています。巷では「雪まつり」とやらをやっているそうですが、私は暖かい室内で落語を聞く方が断然楽しいと思います（キッパリ）。
落語好きの間でよく話題になるのが、上方落語と江戸落語の違いです。ざっくり言うと、見台や膝隠しを使いハメモノ（音曲）を入れるのが上方、座布団一枚で語るのが江戸ということになりますが、歴史的・文化的背景を見ると、根多の成り立ちそのものが違うことがわかります。
例えば、金銭感覚。枝光さんによると、『三方一両損』という根多は大阪では成立しないそうです。落とした財布を「自分の物じゃない」と見栄を張る感覚が大阪人には理解できないのです。奉行の裁きも、「三方一両得」ならまだしも全員が損をするなどというのは「ありえへん」のだとか。
また人情噺の『文七元結』では、左官職人の長兵衛が、娘を吉原へ預けて得た五十両を見ず知らずの若者にポーンとあげてしまいます。大阪的には「アホちゃうか」と言いたくなる愚行でしょうが、金銭よりも人情やプライドを優先する「やせ我慢の美学」に、江戸っ子は心をくすぐられたのでしょう。
では大阪人はケチで強欲なのかというと、そうでもありません。上方には『愛宕山』『骨つり』『莨の火』など、金持ちの御大尽が金をばらまいて派手に遊ぶ噺がけっこうあります。稼ぐときは稼ぐ、使うときは景気よく使う大阪商人は、生きたお金の使い方を知っていると言えます。
一方、江戸落語では、『酢豆腐』や『居残り佐平次』のように、飲むにしても遊ぶにしても、超低予算の中であれこれ工夫したり、ちょろまかしたり、挙げ句の果てには踏み倒したり。楽して儲けるタイプの商人もあまり登場しません。お金に対する考え方の違いが、設定やストーリーにも影響しているんですね。
※
さて、本日の演目は「阿弥陀池」と「百年目」。「阿弥陀池」は、新聞を読まず世情にうとい男に、ご隠居が「昨日こんなことがあった」と最新ニュースを聞かせるのですが、その話が実は……。ダジャレ満載の明るい噺なのでリラックスしてどうぞ。
「百年目」は、大阪・船場の大店（おおだな）の番頭が、人生最大の危機に直面するお話。店の大旦那と番頭がサシで向き合う終盤が見どころです。若い世代の人は番頭の、年配の方は大旦那の気持ちに共感できる部分があるのではないでしょうか。
じつは「大店」という言葉にも、上方と江戸ではニュアンスの違いがあります。江戸では奉公人が十人程度の店でも大店と言いますが、大阪では百人ぐらい抱えていなければ大店とは呼びません。ビジネスの規模も、遊びに使う金額もずっとスケールが大きいわけです。その辺を頭に入れておいて聴くと、より一層イメージがふくらむと思います。それではごゆっくりお楽しみください。
（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>立春が過ぎ、暦の上では春とはいえ、まだまだ寒い日が続いています。巷では「雪まつり」とやらをやっているそうですが、私は暖かい室内で落語を聞く方が断然楽しいと思います（キッパリ）。<br />
落語好きの間でよく話題になるのが、上方落語と江戸落語の違いです。ざっくり言うと、見台や膝隠しを使いハメモノ（音曲）を入れるのが上方、座布団一枚で語るのが江戸ということになりますが、歴史的・文化的背景を見ると、根多の成り立ちそのものが違うことがわかります。<br />
例えば、金銭感覚。枝光さんによると、『三方一両損』という根多は大阪では成立しないそうです。落とした財布を「自分の物じゃない」と見栄を張る感覚が大阪人には理解できないのです。奉行の裁きも、「三方一両得」ならまだしも全員が損をするなどというのは「ありえへん」のだとか。<br />
また人情噺の『文七元結』では、左官職人の長兵衛が、娘を吉原へ預けて得た五十両を見ず知らずの若者にポーンとあげてしまいます。大阪的には「アホちゃうか」と言いたくなる愚行でしょうが、金銭よりも人情やプライドを優先する「やせ我慢の美学」に、江戸っ子は心をくすぐられたのでしょう。<br />
では大阪人はケチで強欲なのかというと、そうでもありません。上方には『愛宕山』『骨つり』『莨の火』など、金持ちの御大尽が金をばらまいて派手に遊ぶ噺がけっこうあります。稼ぐときは稼ぐ、使うときは景気よく使う大阪商人は、生きたお金の使い方を知っていると言えます。<br />
一方、江戸落語では、『酢豆腐』や『居残り佐平次』のように、飲むにしても遊ぶにしても、超低予算の中であれこれ工夫したり、ちょろまかしたり、挙げ句の果てには踏み倒したり。楽して儲けるタイプの商人もあまり登場しません。お金に対する考え方の違いが、設定やストーリーにも影響しているんですね。</p>
<p style="text-align: center">※</p>
<p>さて、本日の演目は「阿弥陀池」と「百年目」。「阿弥陀池」は、新聞を読まず世情にうとい男に、ご隠居が「昨日こんなことがあった」と最新ニュースを聞かせるのですが、その話が実は……。ダジャレ満載の明るい噺なのでリラックスしてどうぞ。<br />
「百年目」は、大阪・船場の大店（おおだな）の番頭が、人生最大の危機に直面するお話。店の大旦那と番頭がサシで向き合う終盤が見どころです。若い世代の人は番頭の、年配の方は大旦那の気持ちに共感できる部分があるのではないでしょうか。<br />
じつは「大店」という言葉にも、上方と江戸ではニュアンスの違いがあります。江戸では奉公人が十人程度の店でも大店と言いますが、大阪では百人ぐらい抱えていなければ大店とは呼びません。ビジネスの規模も、遊びに使う金額もずっとスケールが大きいわけです。その辺を頭に入れておいて聴くと、より一層イメージがふくらむと思います。それではごゆっくりお楽しみください。</p>
<p style="text-align: right">（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）</p>
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		<title>なか仙寄席通信（第26号）</title>
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		<pubDate>Sat, 14 Jan 2012 11:01:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<category><![CDATA[骨つり]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://sapporo.nakasen-yose.com/info/?p=155</guid>
		<description><![CDATA[明けましておめでとうございます。
 今年も年明けから思い切り笑いまくって、健康運と金銭運と恋愛運とその他諸々の幸運をがっぽり呼び込みましょう！　本年もなにとぞよろしくお願いいたします。
 
 今年、なか仙寄席は五周年を迎えます（パチパチパチ！）。これまで無事に続けることができたのも、ひとえに皆さまのお陰と厚く御礼申し上げます。本日は五周年を記念して、オリジナルグッズのプレゼントやお楽しみ抽選会を予定しておりますので、どうぞお楽しみに！
 ※
 私がなか仙寄席に通い始めたのは第二回からで、店がまだ地下にあった頃です。枝光さんの十八番「ちりとてちん」を初めて聞き、上方落語の迫力と強烈なギャグに笑い転げました。それが私の落語地獄いやいや落語人生の始まりです。
 あれから本当にたくさんの落語をなか仙で聞きました。「犬の眼」や「動物園」「相撲場風景」といった軽妙な作品から「天神山」「寝床」「井戸の茶碗」などの大根多、上方ならではの「立ち切れ線香」「骨つり」「高津の富」も大好きになりました。63人もの客を集めた「地獄八景亡者の戯れ」や、街宣車の大音響にも負けず枝光さんと客が一体となってやり遂げた伝説の高座も生まれました。
 そして、一人の噺家が同じ根多を何度も高座にかけて熟成させていく過程を間近に見られたことも、私の落語観を大きく変えました。荒削りながらも勢いのある根多おろしは、回を重ねるごとに要所要所がピタリとはまりだし、人物や情景に奥行きが出て、聞けば聞くほど物語の世界が広がります。
 たくさんの根多を聞けること、ひとつの根多を何度も聞けること、それを同時に味わえるのがなか仙寄席の魅力なんですね。枝光さんが今後どんな根多に挑戦するのか、それをどう発展させていくのかを追いかけて、今年もせっせと通うことになりそうです。
 ※
 さて、本日の演目は「らくだ」と「蛸芝居」。どちらも派手で賑やかで大がかりな根多です。
「蛸芝居」は、旦那から丁稚小僧まで全員が芝居好きという商家で起きる大騒動。セリフも仕草もあきれるほど芝居がかっていて、「どこまで好きなんや！」と突っ込みたくなるほどのアホらしさ。最後には本当に歌舞伎を見ているかのようなスペクタクルが展開します。
 「らくだ」は、ちょうど一年前、１月29日のなか仙寄席が初演でした。その後さまざまな高座で練り上げられ、満を持しての凱旋口演となります。らくだの兄貴分や紙屑屋には災いを笑いに変えるたくましさを感じるので、スタートダッシュをかけるにふさわしい演目かもしれません。パワフルな二人にあやかり、豪快に笑って新しい一年を始めましょう！
（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p class="MsoNormal"><span>明けましておめでとうございます。</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> 今年も年明けから思い切り笑いまくって、健康運と金銭運と恋愛運とその他諸々の幸運をがっぽり呼び込みましょう！　本年もなにとぞよろしくお願いいたします。</span></p>
<p class="MsoNormal"><span lang="EN-US"> </span></p>
<p class="MsoNormal"><span> 今年、なか仙寄席は五周年を迎えます（パチパチパチ！）。これまで無事に続けることができたのも、ひとえに皆さまのお陰と厚く御礼申し上げます。本日は五周年を記念して、オリジナルグッズのプレゼントやお楽しみ抽選会を予定しておりますので、どうぞお楽しみに！</span></p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: center"><span> ※</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> 私がなか仙寄席に通い始めたのは第二回からで、店がまだ地下にあった頃です。枝光さんの十八番「ちりとてちん」を初めて聞き、上方落語の迫力と強烈なギャグに笑い転げました。それが私の落語地獄いやいや落語人生の始まりです。</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> あれから本当にたくさんの落語をなか仙で聞きました。「犬の眼」や「動物園」「相撲場風景」といった軽妙な作品から「天神山」「寝床」「井戸の茶碗」などの大根多、上方ならではの「立ち切れ線香」「骨つり」「高津の富」も大好きになりました。63</span><span>人もの客を集めた「地獄八景亡者の戯れ」や、街宣車の大音響にも負けず枝光さんと客が一体となってやり遂げた伝説の高座も生まれました。</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> そして、一人の噺家が同じ根多を何度も高座にかけて熟成させていく過程を間近に見られたことも、私の落語観を大きく変えました。荒削りながらも勢いのある根多おろしは、回を重ねるごとに要所要所がピタリとはまりだし、人物や情景に奥行きが出て、聞けば聞くほど物語の世界が広がります。</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> たくさんの根多を聞けること、ひとつの根多を何度も聞けること、それを同時に味わえるのがなか仙寄席の魅力なんですね。枝光さんが今後どんな根多に挑戦するのか、それをどう発展させていくのかを追いかけて、今年もせっせと通うことになりそうです。</span></p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: center"><span> ※</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> さて、本日の演目は「らくだ」と「蛸芝居」。どちらも派手で賑やかで大がかりな根多です。</span></p>
<p class="MsoNormal"><span>「蛸芝居」は、旦那から丁稚小僧まで全員が芝居好きという商家で起きる大騒動。セリフも仕草もあきれるほど芝居がかっていて、「どこまで好きなんや！」と突っ込みたくなるほどのアホらしさ。最後には本当に歌舞伎を見ているかのようなスペクタクルが展開します。</span></p>
<p class="MsoNormal"><span> 「らくだ」は、ちょうど一年前、１月29</span><span>日のなか仙寄席が初演でした。その後さまざまな高座で練り上げられ、満を持しての凱旋口演となります。らくだの兄貴分や紙屑屋には災いを笑いに変えるたくましさを感じるので、スタートダッシュをかけるにふさわしい演目かもしれません。パワフルな二人にあやかり、豪快に笑って新しい一年を始めましょう！</span></p>
<p class="MsoNormal" style="text-align: right"><span>（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）</span></p>
]]></content:encoded>
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		<title>なか仙寄席通信（第25号）</title>
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		<pubDate>Sat, 26 Nov 2011 04:26:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[早いもので、今年も残すところあと３６日。世の中がひっくり返るような出来事ばかり続く一年でしたが、本年最後のなか仙寄席でパーッと笑って締めくくりましょう。
本日の演目は「猫の忠信」と「看板の一（ピン）」。どちらも数年ぶりの登場です。「猫忠」は、一人の男が別々の場所に同時に存在するという謎めいた物語。忠信の名前は歌舞伎「義経千本桜」のエピソードから拝借したもので、元ネタを知っている人はカラクリが見抜けるかも。
「看板の一」はサイコロ博打にまつわる洒落の効いた秀作。軽いノリの中にも深い教訓が盛り込まれ、ギャンブル好きの方には少々耳の痛い噺です。百戦錬磨の親方の見事なツボさばきにご注目！
※
先日、とある落語会の打ち上げでとある噺家さんがこんなことを言っていました。「どんなネタにも『ここで決めたい』と思うセリフがある」。それは、サゲやハイライトシーンの決めゼリフとは限りません。ストーリーの中ではさほど重要でない場面だったりしますが、その一言が決まるか決まらないかで高座の出来が左右されるのだそうです。すべてのセリフや伏線がその一点を目指して練り上げられ、絶妙のタイミングでビシッと決める。演者の「ここぞ！」という気持ちと、観客の「来るぞ！」という感覚が見事にハマった瞬間は、客席全体が弾けたような笑いに包まれます。
そんな時、私はしみじみ「この場に立ち会えて良かったなぁ」と思うのです。
※
ＡＫＢ４８のプロデューサー・秋元康氏は、著書の中で「ＡＫＢ４８とは、彼女たちの成長する姿をファンが『目撃』することに意義がある」と語っています。現代はＣＤやＤＶＤ、インターネットの動画サイトなどで、何でも手軽に再現することができますが、テレビやパソコンの画面を通して見るのは記録の再現に過ぎません。ＡＫＢファンにとってのステイタスとは、「オレはたしかにあの現場にいた！」と目撃証言できることなのでしょう。今日のお客様の中にも、キャンディーズやピンクレディーのコンサートに行ったとか、王や長嶋のホームランをスタンドで見たことがあるという人もいるのでは？
落語ではよく、噺家の存命中に生の高座を観たことのある人が「間に合った」という表現を使います。圓生や志ん朝、枝雀といった昭和の名人に間に合った人たちは、他の落語ファンから羨望のまなざしを向けられます。残念ながら私は談志師匠に間に合いませんでした。（合掌）
「いま起きていること」をこの目で見ているという感触は、その瞬間に居合わせた者しか得られない特権です。『目撃』とは、１回きりしかできないから価値があるんですね。
さあ皆さん、今日も枝光さんの高座を一緒に目撃しましょう！
（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left">早いもので、今年も残すところあと３６日。世の中がひっくり返るような出来事ばかり続く一年でしたが、本年最後のなか仙寄席でパーッと笑って締めくくりましょう。<br />
本日の演目は「猫の忠信」と「看板の一（ピン）」。どちらも数年ぶりの登場です。「猫忠」は、一人の男が別々の場所に同時に存在するという謎めいた物語。忠信の名前は歌舞伎「義経千本桜」のエピソードから拝借したもので、元ネタを知っている人はカラクリが見抜けるかも。<br />
「看板の一」はサイコロ博打にまつわる洒落の効いた秀作。軽いノリの中にも深い教訓が盛り込まれ、ギャンブル好きの方には少々耳の痛い噺です。百戦錬磨の親方の見事なツボさばきにご注目！</p>
<p style="text-align: center">※</p>
<p style="text-align: left">先日、とある落語会の打ち上げでとある噺家さんがこんなことを言っていました。「どんなネタにも『ここで決めたい』と思うセリフがある」。それは、サゲやハイライトシーンの決めゼリフとは限りません。ストーリーの中ではさほど重要でない場面だったりしますが、その一言が決まるか決まらないかで高座の出来が左右されるのだそうです。すべてのセリフや伏線がその一点を目指して練り上げられ、絶妙のタイミングでビシッと決める。演者の「ここぞ！」という気持ちと、観客の「来るぞ！」という感覚が見事にハマった瞬間は、客席全体が弾けたような笑いに包まれます。<br />
そんな時、私はしみじみ「この場に立ち会えて良かったなぁ」と思うのです。</p>
<p style="text-align: center">※</p>
<p style="text-align: left">ＡＫＢ４８のプロデューサー・秋元康氏は、著書の中で「ＡＫＢ４８とは、彼女たちの成長する姿をファンが『目撃』することに意義がある」と語っています。現代はＣＤやＤＶＤ、インターネットの動画サイトなどで、何でも手軽に再現することができますが、テレビやパソコンの画面を通して見るのは記録の再現に過ぎません。ＡＫＢファンにとってのステイタスとは、「オレはたしかにあの現場にいた！」と目撃証言できることなのでしょう。今日のお客様の中にも、キャンディーズやピンクレディーのコンサートに行ったとか、王や長嶋のホームランをスタンドで見たことがあるという人もいるのでは？</p>
<p>落語ではよく、噺家の存命中に生の高座を観たことのある人が「間に合った」という表現を使います。圓生や志ん朝、枝雀といった昭和の名人に間に合った人たちは、他の落語ファンから羨望のまなざしを向けられます。残念ながら私は談志師匠に間に合いませんでした。（合掌）</p>
<p>「いま起きていること」をこの目で見ているという感触は、その瞬間に居合わせた者しか得られない特権です。『目撃』とは、１回きりしかできないから価値があるんですね。</p>
<p>さあ皆さん、今日も枝光さんの高座を一緒に目撃しましょう！</p>
<p style="text-align: right"><span>（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）</span></p>
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		<title>なか仙寄席通信（第24号）</title>
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		<pubDate>Sat, 08 Oct 2011 08:51:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<category><![CDATA[三代目桂春團治]]></category>

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		<category><![CDATA[笑福亭松鶴]]></category>

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		<description><![CDATA[枝光師匠が五代目桂文枝（当時は小文枝）に弟子入りしたのは、昭和53（１９７８）年、大阪の高校を卒業したばかりの19歳の頃でした。文枝は三代目桂米朝、六代目笑福亭松鶴、三代目桂春團治とともに「上方四天王」と呼ばれた大名人。はんなりとした上品な芸風が特長で、色気のある女性を演じさせたら右に出る者はないと言われていました。
噺家を目指す若者は、まず自分が師事する師匠を決め、弟子入りを直談判します。スポーツ選手のように代理人が間に入ってくれるわけではありません。一度目はあっさり断られたという枝光さん。それでもめげずに再アタックし、周囲の尽力もあって入門が許されたそうです。師匠の機嫌ひとつで人生が決まってしまうこの世界。師匠と弟子の絆は「運」と「縁」の両方があって初めて結ばれるのですね。
※
ところで、ご存知の方も多いと思いますが、枝光さんの兄弟子で文枝一門の総領弟子である桂三枝さんが、来年７月に六代目となる「桂文枝」を襲名することになりました。「三枝の名をここまで大きくしたのにもったいない」とか、「創作落語中心の三枝がどんな文枝になるのか」など外野はいろいろ言いますが、ご本人の思惑はともかく、「桂」の源流でもある文枝という名跡が一門の手で守られることはとても重要だと思います。戦後消滅しかけた上方落語をかろうじてつなぎとめた四天王と、その意志を受け継ぎ落語の灯を守り続けた弟子たちがいるからこそ、私たちは今こうして落語を楽しんでいられるのです。
私も、せっかく北海道に芽吹いた落語の若木を枯らさないよう、自分にできることをやらなくちゃと思い始めました。どんな形であれ、残すことが大事。残さなくていいのはつまらないギャグと有害な廃棄物だけです。
※
さて、本日の演目は「住吉駕籠」と「植木屋娘」。「住吉駕籠」は大阪・住吉大社の前で客を待つ駕籠屋が主人公。トンチンカンな相棒やムチャクチャな客に振り回されるベテラン駕籠屋の苦悩と試練の物語です。ひつこいセリフ回しがジワジワと笑いのツボを刺激する上方らしい噺。「植木屋娘」は、年頃の娘を持つ父親がお婿さん獲得のために大奮闘します。サゲにはいろいろなパターンがあるのですが、枝光さんらしい明るくめでたいハッピーエンド。モラルがどうのと目くじら立てず、あっけかんと笑っちゃいましょう。それでは、本日もゆっくりとお楽しみください。
（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: left">枝光師匠が五代目桂文枝（当時は小文枝）に弟子入りしたのは、昭和53（１９７８）年、大阪の高校を卒業したばかりの19歳の頃でした。文枝は三代目桂米朝、六代目笑福亭松鶴、三代目桂春團治とともに「上方四天王」と呼ばれた大名人。はんなりとした上品な芸風が特長で、色気のある女性を演じさせたら右に出る者はないと言われていました。<br />
噺家を目指す若者は、まず自分が師事する師匠を決め、弟子入りを直談判します。スポーツ選手のように代理人が間に入ってくれるわけではありません。一度目はあっさり断られたという枝光さん。それでもめげずに再アタックし、周囲の尽力もあって入門が許されたそうです。師匠の機嫌ひとつで人生が決まってしまうこの世界。師匠と弟子の絆は「運」と「縁」の両方があって初めて結ばれるのですね。</p>
<div style="text-align: center">※</div>
<p>ところで、ご存知の方も多いと思いますが、枝光さんの兄弟子で文枝一門の総領弟子である桂三枝さんが、来年７月に六代目となる「桂文枝」を襲名することになりました。「三枝の名をここまで大きくしたのにもったいない」とか、「創作落語中心の三枝がどんな文枝になるのか」など外野はいろいろ言いますが、ご本人の思惑はともかく、「桂」の源流でもある文枝という名跡が一門の手で守られることはとても重要だと思います。戦後消滅しかけた上方落語をかろうじてつなぎとめた四天王と、その意志を受け継ぎ落語の灯を守り続けた弟子たちがいるからこそ、私たちは今こうして落語を楽しんでいられるのです。<br />
私も、せっかく北海道に芽吹いた落語の若木を枯らさないよう、自分にできることをやらなくちゃと思い始めました。どんな形であれ、残すことが大事。残さなくていいのはつまらないギャグと有害な廃棄物だけです。</p>
<div style="text-align: center">※</div>
<p>さて、本日の演目は「住吉駕籠」と「植木屋娘」。「住吉駕籠」は大阪・住吉大社の前で客を待つ駕籠屋が主人公。トンチンカンな相棒やムチャクチャな客に振り回されるベテラン駕籠屋の苦悩と試練の物語です。ひつこいセリフ回しがジワジワと笑いのツボを刺激する上方らしい噺。「植木屋娘」は、年頃の娘を持つ父親がお婿さん獲得のために大奮闘します。サゲにはいろいろなパターンがあるのですが、枝光さんらしい明るくめでたいハッピーエンド。モラルがどうのと目くじら立てず、あっけかんと笑っちゃいましょう。それでは、本日もゆっくりとお楽しみください。</p>
<div style="text-align: right">（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い）</div>
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		<title>なか仙寄席通信（第23号）</title>
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		<pubDate>Sat, 27 Aug 2011 10:57:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<category><![CDATA[井戸の茶碗]]></category>

		<category><![CDATA[天狗裁き.親子茶屋]]></category>

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		<category><![CDATA[細川様のお窓下]]></category>

		<category><![CDATA[舟弁慶]]></category>

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		<description><![CDATA[ 近頃は何でもかんでも「想定外」で済まされますが、想定内の事態が想定通りに起こるケースもあるもので、「そろそろヤバそうだな」と思っていた落語仕事がほんとにヤバくなりました。このままじゃ落語について書く場がなくなってしまうなぁと思っていたら、目の前になか仙寄席のチラシがヒラヒラと舞い降りてきて……というわけで、誠に勝手ながら急遽「なか仙寄席通信」を担当させていただきまーす。 
※ 
 落語にはよく実在の地名や名所旧跡が登場します。夏の定番ネタ「舟弁慶」で喜ぃ公や清ぇやんが船遊びをする大川は、大阪中心部を流れて大阪湾へ至る旧淀川の一部。今も変わらず大阪府民の夕涼みスポットとして親しまれています。夏の盛りには、屋形船の上で酔客が紅白のフンドシ踊りをするとかしないとか。 
 枝光師匠の十八番、「井戸の茶碗」に出てくる浪人・千代田卜斎親子が住むのは「清正公様脇の裏長屋」。清正公とは戦国の武将・加藤清正のことで、東京の港区白金台に清正公を祀った覚林寺というお寺があり、千代田氏の長屋はおそらくその近くと思われます。貧乏長屋のお嬢さんも、世が世ならシロガネーゼだったわけです。 
 また、屑屋さんが声をかけられる「細川様のお窓下」は、同じく白金にある肥後熊本城主五十四万石、細川越中守の下屋敷。細川家は後陽成天皇を先祖に持ち、細川忠興・ガラシャ夫妻など歴史的人物を輩出する名門中の名門。現当主は元首相の細川護煕氏です。古美術品の収集でも有名で、細川コレクションには「井戸の茶碗」がちゃんとあるというウソみたいなホントの話。 
※ 
 さて、本日の演目は「天狗裁き」と「親子茶屋」。「天狗裁き」は、気持ちよく昼寝をしていたはずのご亭主がとんでもない事態に巻き込まれていくサスペンス巨編（？）。一体どこまでオオゴトになっていくのか！　想像力をめいっぱい働かせて主人公に感情移入してください。 
「親子茶屋」は、お茶屋遊びに明け暮れる若旦那と、そんな息子に怒り心頭な大旦那が繰り広げる親子バトル。後半に出てくる「狐つり」という目隠し遊びは、お金持ちの芸者遊びが疑似体験できます。ちなみにお茶屋のある宗右衛門町は大阪・道頓堀川の北側にある歓楽街で、現在は「ミナミ」と呼ばれています。昔の面影はなくなってしまいましたが、殿方が若いギャルを求めて散財するのは変わってないようですね。
 それでは、本日もゆっくりとお楽しみください。 
（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い） 
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div><span style="font-size: x-small"> 近頃は何でもかんでも「想定外」で済まされますが、想定内の事態が想定通りに起こるケースもあるもので、「そろそろヤバそうだな」と思っていた落語仕事がほんとにヤバくなりました。このままじゃ落語について書く場がなくなってしまうなぁと思っていたら、目の前になか仙寄席のチラシがヒラヒラと舞い降りてきて……というわけで、誠に勝手ながら急遽「なか仙寄席通信」を担当させていただきまーす。 </span></div>
<div style="text-align: center"><span style="font-size: x-small">※ </span></div>
<div><span style="font-size: x-small"> 落語にはよく実在の地名や名所旧跡が登場します。夏の定番ネタ「舟弁慶」で喜ぃ公や清ぇやんが船遊びをする大川は、大阪中心部を流れて大阪湾へ至る旧淀川の一部。今も変わらず大阪府民の夕涼みスポットとして親しまれています。夏の盛りには、屋形船の上で酔客が紅白のフンドシ踊りをするとかしないとか。 </span></div>
<div><span style="font-size: x-small"> 枝光師匠の十八番、「井戸の茶碗」に出てくる浪人・千代田卜斎親子が住むのは「清正公様脇の裏長屋」。清正公とは戦国の武将・加藤清正のことで、東京の港区白金台に清正公を祀った覚林寺というお寺があり、千代田氏の長屋はおそらくその近くと思われます。貧乏長屋のお嬢さんも、世が世ならシロガネーゼだったわけです。 </span></div>
<div><span style="font-size: x-small"> また、屑屋さんが声をかけられる「細川様のお窓下」は、同じく白金にある肥後熊本城主五十四万石、細川越中守の下屋敷。細川家は後陽成天皇を先祖に持ち、細川忠興・ガラシャ夫妻など歴史的人物を輩出する名門中の名門。現当主は元首相の細川護煕氏です。古美術品の収集でも有名で、細川コレクションには「井戸の茶碗」がちゃんとあるというウソみたいなホントの話。 </span></div>
<div style="text-align: center"><span style="font-size: x-small">※ </span></div>
<div><span style="font-size: x-small"> さて、本日の演目は「天狗裁き」と「親子茶屋」。「天狗裁き」は、気持ちよく昼寝をしていたはずのご亭主がとんでもない事態に巻き込まれていくサスペンス巨編（？）。一体どこまでオオゴトになっていくのか！　想像力をめいっぱい働かせて主人公に感情移入してください。 </span></div>
<div><span style="font-size: x-small">「親子茶屋」は、お茶屋遊びに明け暮れる若旦那と、そんな息子に怒り心頭な大旦那が繰り広げる親子バトル。後半に出てくる「狐つり」という目隠し遊びは、お金持ちの芸者遊びが疑似体験できます。ちなみにお茶屋のある宗右衛門町は大阪・道頓堀川の北側にある歓楽街で、現在は「ミナミ」と呼ばれています。昔の面影はなくなってしまいましたが、殿方が若いギャルを求めて散財するのは変わってないようですね。</span></div>
<div><span style="font-size: x-small"> それでは、本日もゆっくりとお楽しみください。 </span></div>
<div style="text-align: right"><span style="font-size: x-small">（舟見恭子／落語ライター兼「なか仙寄席」お手伝い） </span></div>
]]></content:encoded>
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		<title>なか仙寄席通信（第22号）</title>
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		<pubDate>Sat, 05 Mar 2011 04:31:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[なか仙寄席通信]]></category>

		<category><![CDATA[はてなの茶碗]]></category>

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		<category><![CDATA[三遊亭竜楽]]></category>

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		<category><![CDATA[桂枝光]]></category>

		<category><![CDATA[隣の桜]]></category>

		<category><![CDATA[鼻ねじ]]></category>

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		<description><![CDATA[〝井戸の茶碗〟と聞いてその茶碗をすぐにイメージできる人は、よほど茶道に精通しているか陶器に詳しい人だろう。たいていの人は、「井戸に落ちた茶碗のこと？」などと「？」付きで考えてしまうはずだ。私もそうだった。しかしそれでは〝はてなの茶碗〟である。
井戸の茶碗とは、高麗茶碗の名品の中でも「一井戸二楽三唐津」と言われる、朝鮮南部で焼かれた陶器の傑作のことだ。
榎本滋民の『落語ことば辞典』によれば、肥後の陶工井戸新九郎が焼いたもの、大和の豪族井戸氏の所有していたもの、井戸若狭守が高麗から持ち帰ったもの、井戸の中から掘り出したものなど、名称の由来については諸説あるようだ。
また、その種類も多く、大井戸（名物手井戸・本手井戸）、小井戸（古井戸）、青井戸、井戸脇などがあるほか、大阪の豪商竹田喜左衛門が所有した京都大徳寺孤蓮庵の「喜左衛門井戸」（国宝指定）や、大和の戦国武将筒井順慶から豊臣秀吉に献上されたあと金沢嵯峨家に渡った「筒井筒」などがとくに名高いのだそうだ。
三遊亭宗家、円朝・円生の流れをくむ三遊亭竜楽師匠は、「この茶碗は信長・秀吉・家康の三侯が所有し、関ヶ原の合戦のさいに行方不明となっておりました井戸の茶碗にございます」と演っていた。
さて、本日の桂枝光師匠の噺ではいったいどんな茶碗が飛び出すのか、頑固な老武士や正直者の屑屋がどのように描かれるのか、見どころが満載の『井戸の茶碗』にどうぞご期待ください。
◆
それから本日のトリネタは『隣の桜』。春になると上方でよく演じられる噺だ。別名『鼻ねじ』。
四、五日前までは札幌も春の陽気だったが、ここ数日はあいにく真冬に逆戻りしたような天候。でも春はもうすぐ、まずは落語で笑いながら花見の予行とまいりましょう。どうぞ最後までごゆっくりとお楽しみください。
◆
なお、次回のなか仙寄席は4月30日。演目は、『三十石　夢の通い路』の予定。枝光師匠が久々に素晴らしいのど（舟歌）を聞かせてくれる。こちらは夏の船遊びの気分を先取りしたような上方噺。皆様お誘い合わせのうえどうぞおいでください。
（土肥寿郎／「なか仙寄席」世話人）
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			<content:encoded><![CDATA[<p>〝井戸の茶碗〟と聞いてその茶碗をすぐにイメージできる人は、よほど茶道に精通しているか陶器に詳しい人だろう。たいていの人は、「井戸に落ちた茶碗のこと？」などと「？」付きで考えてしまうはずだ。私もそうだった。しかしそれでは〝はてなの茶碗〟である。<br />
井戸の茶碗とは、高麗茶碗の名品の中でも「一井戸二楽三唐津」と言われる、朝鮮南部で焼かれた陶器の傑作のことだ。<br />
榎本滋民の『落語ことば辞典』によれば、肥後の陶工井戸新九郎が焼いたもの、大和の豪族井戸氏の所有していたもの、井戸若狭守が高麗から持ち帰ったもの、井戸の中から掘り出したものなど、名称の由来については諸説あるようだ。<br />
また、その種類も多く、大井戸（名物手井戸・本手井戸）、小井戸（古井戸）、青井戸、井戸脇などがあるほか、大阪の豪商竹田喜左衛門が所有した京都大徳寺孤蓮庵の「喜左衛門井戸」（国宝指定）や、大和の戦国武将筒井順慶から豊臣秀吉に献上されたあと金沢嵯峨家に渡った「筒井筒」などがとくに名高いのだそうだ。<br />
三遊亭宗家、円朝・円生の流れをくむ三遊亭竜楽師匠は、「この茶碗は信長・秀吉・家康の三侯が所有し、関ヶ原の合戦のさいに行方不明となっておりました井戸の茶碗にございます」と演っていた。<br />
さて、本日の桂枝光師匠の噺ではいったいどんな茶碗が飛び出すのか、頑固な老武士や正直者の屑屋がどのように描かれるのか、見どころが満載の『井戸の茶碗』にどうぞご期待ください。</p>
<div style="text-align: center">◆</div>
<p>それから本日のトリネタは『隣の桜』。春になると上方でよく演じられる噺だ。別名『鼻ねじ』。<br />
四、五日前までは札幌も春の陽気だったが、ここ数日はあいにく真冬に逆戻りしたような天候。でも春はもうすぐ、まずは落語で笑いながら花見の予行とまいりましょう。どうぞ最後までごゆっくりとお楽しみください。</p>
<div style="text-align: center">◆</div>
<p>なお、次回のなか仙寄席は4月30日。演目は、『三十石　夢の通い路』の予定。枝光師匠が久々に素晴らしいのど（舟歌）を聞かせてくれる。こちらは夏の船遊びの気分を先取りしたような上方噺。皆様お誘い合わせのうえどうぞおいでください。</p>
<div style="text-align: right">（土肥寿郎／「なか仙寄席」世話人）</div>
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		<title>なか仙寄席通信第21号</title>
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		<pubDate>Sat, 29 Jan 2011 11:35:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[あけましておめでとうございます。
といっても月末ですからすっかり正月気分も抜けておりますが、今年初のなか仙寄席でございます。相変わらず暗い話題が続く中、せめて寄席のひと時だけでも浮き世のうさを忘れ、桂枝光師匠の賑やかな上方落語に大いに笑っていただきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
◆
ところで今年は、枝光師匠が大阪から北海道に移住して２０周年なんですね。喘息のお子さんの転地療法のために縁もゆかりもない土地へ９１年にやって来て、落語不毛の地と言われたこの北海道で孤軍奮闘してきたわけです。そのご苦労といったら……詳しくは、桂枝光＋土肥寿郎の名著『ちりとてちんの味わい方』（１０００円）と『愛宕山の登り方』（１５００円）に収録されている「桂枝光の噺家人生」をご覧ください。
さて、その２０周年を記念した「平成開進亭」の特別公演が来たる３月１０日（木）、札幌駅北口のエルプラザで開催されます。ゲストは先日放映された『情熱大陸』でも紹介された落語協会会長・柳家小三治門下の柳家三三師匠。東京では独演会のチケット入手が困難な人気と実力を兼ね備えた当代きっての若手真打です。この日は枝光師匠の上方の古典落語と三三師匠の江戸前の古典落語のぶつかり合いになることが必至の好カード。見逃せませんよ。（チケットを購入されたい方はなか仙寄席スタッフにお申し出ください。）
◆
さあ、本日のなか仙寄席もすごいです。大きなネタの三連発。枝光師匠、今年初の高座なので気合い入ってます。
まずは東西で多くの噺家がそれぞれの味付けで演じているおなじみの噺『道具屋』。得意とした笑福亭仁鶴師匠は昔このネタだけで家を建てたとか建てないとか。中トリネタは大阪でもなかなか聞く機会の少ない『天神山』。こちらは枝光師匠の十八番となりつつある幻想譚とも言えるお噺。
そして本日のトリネタはなんと上方落語屈指の大ネタ『らくだ』です。今この難しい長尺ネタをやって客を呼べるのは笑福亭鶴瓶だけと言ってもいいでしょう。枝光師匠にとっては今日が正真正銘の初舞台。噺の筋はあえて説明しますまい。今日この日、なか仙に来たあなたは幸せ者だ。年始めから札幌で『らくだ』を聞けるなんて（それもネタおろし）！　一生自慢していいです。
では今しばらくお待ちください。
（土肥寿郎／「なか仙寄席」世話人）
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			<content:encoded><![CDATA[<p>あけましておめでとうございます。</p>
<p>といっても月末ですからすっかり正月気分も抜けておりますが、今年初のなか仙寄席でございます。相変わらず暗い話題が続く中、せめて寄席のひと時だけでも浮き世のうさを忘れ、桂枝光師匠の賑やかな上方落語に大いに笑っていただきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。</p>
<p style="text-align: center">◆</p>
<p>ところで今年は、枝光師匠が大阪から北海道に移住して２０周年なんですね。喘息のお子さんの転地療法のために縁もゆかりもない土地へ９１年にやって来て、落語不毛の地と言われたこの北海道で孤軍奮闘してきたわけです。そのご苦労といったら……詳しくは、桂枝光＋土肥寿郎の名著『ちりとてちんの味わい方』（１０００円）と『愛宕山の登り方』（１５００円）に収録されている「桂枝光の噺家人生」をご覧ください。</p>
<p>さて、その２０周年を記念した「平成開進亭」の特別公演が来たる３月１０日（木）、札幌駅北口のエルプラザで開催されます。ゲストは先日放映された『情熱大陸』でも紹介された落語協会会長・柳家小三治門下の柳家三三師匠。東京では独演会のチケット入手が困難な人気と実力を兼ね備えた当代きっての若手真打です。この日は枝光師匠の上方の古典落語と三三師匠の江戸前の古典落語のぶつかり合いになることが必至の好カード。見逃せませんよ。（チケットを購入されたい方はなか仙寄席スタッフにお申し出ください。）</p>
<p style="text-align: center">◆</p>
<p>さあ、本日のなか仙寄席もすごいです。大きなネタの三連発。枝光師匠、今年初の高座なので気合い入ってます。</p>
<p>まずは東西で多くの噺家がそれぞれの味付けで演じているおなじみの噺『道具屋』。得意とした笑福亭仁鶴師匠は昔このネタだけで家を建てたとか建てないとか。中トリネタは大阪でもなかなか聞く機会の少ない『天神山』。こちらは枝光師匠の十八番となりつつある幻想譚とも言えるお噺。</p>
<p>そして本日のトリネタはなんと上方落語屈指の大ネタ『らくだ』です。今この難しい長尺ネタをやって客を呼べるのは笑福亭鶴瓶だけと言ってもいいでしょう。枝光師匠にとっては今日が正真正銘の初舞台。噺の筋はあえて説明しますまい。今日この日、なか仙に来たあなたは幸せ者だ。年始めから札幌で『らくだ』を聞けるなんて（それもネタおろし）！　一生自慢していいです。</p>
<p>では今しばらくお待ちください。</p>
<p style="text-align: right">（土肥寿郎／「なか仙寄席」世話人）</p>
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		<title>なか仙寄席通信第20号</title>
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		<pubDate>Fri, 08 Oct 2010 15:02:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
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		<description><![CDATA[「長屋」や「質屋」が分かる客がだんだん減ってきた、と嘆く噺家は多い。北海道でいえば、たしかに長屋は旧産炭地の「炭住」くらいしか残っていない。だから本日の枝光師匠の二席の大ネタ（『不動坊』『質屋蔵』）もその背景がどこまで伝わるかやや気になるが、その一方で質屋のほうはこの不況で逆に繁昌しているとも聞く。「リサイクルショップ」も増えている。
私も質屋には随分お世話になった。若い時分にニコンの一眼レフを流した時には泣きましたなあ。思い出すだに口惜しい。そんな〝気〟がカメラに乗り移り、新たな持ち主が撮した写真にはそこにいるはずのない私の坊主頭が……てなことはないと思いますが、てなことだらけなのが大阪のとある質屋の三番蔵――。
◆
毎晩蔵に化け物が出るとの町内の悪評を聞いた旦那がある日、蔵の調査探索チームを結成、気の弱い番頭と手伝いの熊五郎を派遣するが……。見せ場とハメモノ（音曲）がたっぷり入った本日のトリネタ『質屋蔵』は、東京では名人三遊亭円生が得意とした噺。ネタ下ろしから約一年、枝光師匠が満を持して高座にかける上方噺の大ネタを、おなじみの『鹿政談』、先日の開進亭でネタ下ろししたばかりの『不動坊』とともにどうぞ存分にお楽しみを。
◆
さて、早いもので次回11月20日の「なか仙寄席」が今年最後の寄席となる。出し物は、枝光師匠一年半ぶりの再演となる冬の人情噺『帯久』と他二席。
『質屋蔵』が個人の借金にかかわる噺なら、『帯久』は大店同士の融通のし合いがやがて奉行を巻き込む大事件に発展する物語。「ああこんな経営者いるいる」と思わず頷くような、せちがらい世のリアルな描写が聴きどころだが、人を救うのもまた人という年の最後にふさわしい人情噺でもある。
皆様お誘い合わせのうえ今年最後のなか仙寄席にどうぞお越しください。寄席の後の宴会はちょっと早めの忘年会っぽくなるかも……。
（土肥寿郎／「なか仙寄席」世話人）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「長屋」や「質屋」が分かる客がだんだん減ってきた、と嘆く噺家は多い。北海道でいえば、たしかに長屋は旧産炭地の「炭住」くらいしか残っていない。だから本日の枝光師匠の二席の大ネタ（『不動坊』『質屋蔵』）もその背景がどこまで伝わるかやや気になるが、その一方で質屋のほうはこの不況で逆に繁昌しているとも聞く。「リサイクルショップ」も増えている。<br />
私も質屋には随分お世話になった。若い時分にニコンの一眼レフを流した時には泣きましたなあ。思い出すだに口惜しい。そんな〝気〟がカメラに乗り移り、新たな持ち主が撮した写真にはそこにいるはずのない私の坊主頭が……てなことはないと思いますが、てなことだらけなのが大阪のとある質屋の三番蔵――。</p>
<div style="text-align: center">◆</div>
<p>毎晩蔵に化け物が出るとの町内の悪評を聞いた旦那がある日、蔵の調査探索チームを結成、気の弱い番頭と手伝いの熊五郎を派遣するが……。見せ場とハメモノ（音曲）がたっぷり入った本日のトリネタ『質屋蔵』は、東京では名人三遊亭円生が得意とした噺。ネタ下ろしから約一年、枝光師匠が満を持して高座にかける上方噺の大ネタを、おなじみの『鹿政談』、先日の開進亭でネタ下ろししたばかりの『不動坊』とともにどうぞ存分にお楽しみを。</p>
<div style="text-align: center">◆</div>
<p>さて、早いもので次回11月20日の「なか仙寄席」が今年最後の寄席となる。出し物は、枝光師匠一年半ぶりの再演となる冬の人情噺『帯久』と他二席。<br />
『質屋蔵』が個人の借金にかかわる噺なら、『帯久』は大店同士の融通のし合いがやがて奉行を巻き込む大事件に発展する物語。「ああこんな経営者いるいる」と思わず頷くような、せちがらい世のリアルな描写が聴きどころだが、人を救うのもまた人という年の最後にふさわしい人情噺でもある。<br />
皆様お誘い合わせのうえ今年最後のなか仙寄席にどうぞお越しください。寄席の後の宴会はちょっと早めの忘年会っぽくなるかも……。</p>
<div style="text-align: right">（土肥寿郎／「なか仙寄席」世話人）</div>
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